(おまけ・レッドアイズ×ブラックマジシャン)
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“夜の街”の北東に連なる山脈は、その北の端を旅人が往来する街道付近まで、その南端を砂漠へと続く荒野の外れまでと、
かなりの広範囲に渡り広がっている。その鬱蒼と生い茂る深い緑と切り立った険しい山道、更には上空に広がる禍々しい暗雲は、
見る者の心に不安と恐怖を呼び覚まし、長年この地へ近付く旅人の足を遠ざける役目を果たしていた。 中でもひと際高く聳え立つ峰は人々から“魔の山”と呼ばれている。その中腹には悪魔族が群れを成して暮らす“悪魔城”と呼ばれる 古びた城が建っていて、街の外の世界に生きる人間からは、その場所がこの世の全ての恐怖の根源であるとされていた。 「このような場所があるとは 知らなんだな」 ごつごつとした大岩があちらこちらに転がる地面に足を降ろし、ブラックマシシャンは辺りを見渡しながら呟いた。 悪魔城へは何度も足を運んでいたが、それより上の、魔の山の頂上近くまでやって来たのはこれが初めてのことだった。山を覆い尽すかの ように繁る木々はこの辺りではすっかり姿を消し、代わって尖った岩やザラついた土の大地が景色を彩っている。上空にはダークゾーンの 分厚い雲がまるで落ちてくるほどの間近に迫り、重々しい程の圧迫感を醸し出していた。 ブラックマジシャンは薄く微笑みを浮かべて辺りの空気を全身で感じ取っていた。この雲の創り出す空間は彼に懐かしさを感じさせる。 つい先日、闇の城で眠りに就いていた彼の周囲を包み込んでいた闇の褥と同種の波動をこの場所は保っていた。それは、遙か昔、 その同じ場所で目覚めの時を迎えた彼には、人間にとっての母親の胎内と同じ感覚だった。 「あれが そなたのねぐらか?」 岩場に大きく口を開ける洞窟へと足を向け、ブラックマジシャンは尋ねた。彼の背後には大きな黒い影のようにレッドアイズが付き随っている。 「ああ」 レッドアイズは面倒くさそうにそう答えた。どうやら彼は自分の思惑通りにさっさと事に及べなくて焦れている様子だ。不機嫌さを丸出しの 態度にブラックマジシャンはフンッと鼻先で笑うと、彼を無視して一人洞窟の奥へと歩いていった。 ひんやりと湿った空気が彼の全身を包む。その優しい感触に彼は満足そうに息を付き、ようやくレッドアイズに振り向いた。 ところが――。 眼前にいきなり迫り来る巨大な鋭い鉤爪に、彼はハッと息を呑み目を見開いた。振り下ろされた爪先がブラックマジシャンの衣装を裂く。 プロテクターに守られた胸の部分は全くの無傷だったが、腹から腰にかけての布の部分にザックリと大きな裂け目が広がり彼の白い肌を 覗かせた。 ブラックマジシャンは至極冷静な態度で切り裂かれた衣裳を眺めると、顔を上げてレッドアイズに目を向けた。 「随分と手荒な“前戯”だな」 「はんッ さっさとそのジャマなもんを脱いじまいな」 レッドアイズは全く悪びれた様子も無く彼にそう命じた。 しばし目の前の竜を黙ってじっと睨んだあと、ブラックマジシャンは彼の言葉に従うように肩のプロテクターに手を掛けた。正装を解くのは 指一本鳴らすだけで魔術で簡単に出来る。だが、彼はわざと焦らしでもするかのように、レッドアイズに斜めに背を向けて、一つ一つを ゆっくりと外し始めた。 ガランと重たい音立てて左肩のプロテクターが岩の地面に落ちる。そして次は右・・・・・。彼の背後ではレッドアイズが低い唸りを上げて イライラとその様子を睨み付けていた。 悪魔城の庭先で掻っ攫ってきた時には、彼は結構“乗り気”なように見えた。デーモンの召喚と融合していた間、その記憶から知り得た 情報は、ブラックマジシャンと悪魔たちのおぞましくも淫らな性の記憶だった。 彼には禁忌というものが全く無い。快楽を得られるなら、どんな相手であろうと自ら身体を開く。ここまで来てまたしてもドタキャンは 無かろうが、こうまで焦らされると、そそられるというよりはむしろムカついた。 ――今度また あんなふざけた真似しやがったら、食らい付いてでも無理やりヤッてやる・・・! 初対面の折の煮え湯を呑まされるような思いを噛み締め、レッドアイズは一層不機嫌さを増してブラックマジシャンを急かした。 「さっさとしろよ! ガキじゃあるまいし、“恥ずかしい”なんてふざけたこと言ってやがったら ひん剥くぞッ!」 「風情の欠片も無いやつだ・・・」 ブラックマジシャンはからかう様に鼻で笑うと、冑を脱ぎすてて振り向いた。レッドアイズの姿を真正面に見据えたまま、両腕を上げて 背中に手を回し服の留め金を外す。襟の詰まった衣装がハラリと滑り落ち艶めかしく白い肩が外気に晒された。 「さて・・・ どうする?」 ブラックマジシャンは胸の前で両腕を組むように己の身を抱きしめ、脱げ落ちそうな服をわざとかき上げて微笑んで見せた。 「・・・ひん剥いて欲しいのかよ?」 レッドアイズの声に先程とは違う下卑た笑いが滲んだ。彼の足元には秘穴から堪え切れないように無数の触手のような生殖器が溢れ 出ていた。それはのたうつ様に地の上を這い廻り、じわじわとブラックマジシャンへと伸びていく。 「そなたの好きなように・・・」 その返事もいい終えぬうちに、彼の両足に絡みついた二本の触手が鞭のようにしなり、その身体を地べたへ引きずり倒し た。ごつごつした岩に乱暴に擦られて白い素肌に擦り傷が浮かんだ。 苦痛に顔を顰めるブラックマジシャンに気遣いの一つも見せず、レッドアイズは舌なめずりしながら大きな口を歪めて笑っている。 まるで捕獲した獲物をいたぶって愉しんでいるかのようだ。 ブラックマジシャンの両足を押さえつけたまま、レッドアイズは更にほかの触手を操って彼の身体をうつ伏せに這わせた。ぬらぬらと 湿った光沢を放つ無数の触手がその全身に巻き付き、絡み付く。それは蠕動するかのように休みなく蠢いてブラックマジシャンに むず痒い刺激を与えた。 背中をきつく押さえつけられ、腰を引っ張り上げられて、ブラックマジシャンは四つんばいになって尻を突き上げている。 そこを覆い隠す衣装を捲り上げるように別の触手が布の内側に入り込み、彼の形の良い滑らかな二つの丘をレッドアイズの眼前に晒した。 屈辱的な姿にブラックマジシャンは眉をしかめ頬を朱に染めた。 「いい眺めだぜ?」 レッドアイズは喉の奥で笑いながらじっくりとその様子を眺めた。彼の柔らかな尻を掻き分けるように両側から二つの触手が絡みつく。 押し広げられた薄紅色の蕾が、これから与えられる行為に期待を隠しきれず、切なげにわなないていた。 「・・あ・・っ・・ んん・・っ・・」 触手の先がその淵を突付くようになぞると、ブラックマジシャンは堪らず濡れた吐息を漏らした。 「どうせ さっきまでデーモンのおっさんとヨロシクやってたんだろ?」 彼の背後に覆いかぶさるように背を丸めて、レッドアイズは含み笑いを漏らした。触手に弄られて焦れるように口を開く彼の秘部に 最も太い触手をあてがって、じわじわとその先端を押し付けるように狭い蕾をこじ広げる。 「・・・あ・・っ・・・」 「大丈夫だよなぁ? いきなり突っ込んでもさー」 それは確認ではなかった。レッドアイズはそう言いざまに、強く突き上げるようにブラックマジシャンの身体の内へと押し入った。 「・・は・・ぁうッ・・っ・・!!!」 ブラックマジシャンは息を呑んで全身をしならせた。強烈なほどの量感が彼の内に広がって息苦しいほどの圧迫感が彼を責め立てる。 「・・くっ・・ぅん・・うっ・・・」 「ほら・・なぁ? まだ中はたっぷり濡れてるぜ?」 空気を貪るように忙しなく息をつく彼の耳元に顔を寄せて、レッドアイズは面白そうに笑って言った。その間もその言葉を裏付けるかのように 触手を動かし彼の柔襞を擦り上げる。狭い入り口とは裏腹にその内側は熱く滑らかにレッドアイズの雄を迎え入れていた。 「・・・乱暴・・な・・・」 ようやくブラックマジシャンの唇が言葉を紡いだ。だが、そう非難するその声は言葉とは裏腹に媚びるような艶を帯びていた。 顰めるように寄せられた眉の下の濡れた瞳が、視点が定まらぬかのように宙を彷徨っている。薄く開かれた唇からは絶えず甘い喘ぎが 零れ落ちた。 「あんたの身体は これがイイって言ってるぜ?」 レッドアイズはニタニタと嫌らしい笑いで彼をからかった。だがその言葉も既にブラックマジシャンには意味を成していない。 身体の中心から湧き上がる疼くような快感が、彼の総てを支配してしまったかのように思考能力さえも奪っていく。 「これからじっくり他も愉しませてやるからさぁ まずは俺の形を覚え込みな。この前みたいに途中で止められないように・・・ これ無しじゃぁ いられねぇ身体にしてやるよ」 そう言いながら、レッドアイズは更に奥へと触手を押し進めた。甘い悲鳴を上げて反り返るブラックマジシャンの身体の上を無数の触手が 這い回り性感帯を刺激する。内と外から絶え間なく与えられる快楽に彼の肉体は狂喜した。そして、その悦びを示すかのように その柔襞が熱く蕩けてレッドアイスの雄に絡みつく。 レッドアイズは深く息を付いて、喉の奥でくぐもった笑いを漏らした。 「・・・いいな・・・・・ 想像してたより ずっと・・・いい・・・・」 ブラックマジシャンの下肢を思う存分に蹂躙しながら、彼は聞き取れぬほどの小声で、恍惚とそう呟いた。 |
(終幕)

すみません(汗々)「見るんじゃ無かった・・」と後悔された方には申し訳ない。初めての”エロ絵”がこれでは
思いっ切り引かれそうな気がします(苦笑。
小説の方は大したことも無いのに、挿絵のヤバさゆえに”裏行き”という、なんというか”裏”と呼ぶには生ぬるい
話で恐縮です。